まだまだ、スペインに恋してる。ザビエルの肖像画と三島の記念写真。STAFF BLOG

まだまだ、スペインに恋してる。

「スペインには何回行ったことがあるんですか?」

お客様から時々聞かれる質問です。

でも、もう何回行ったのか、自分でもわからないくらい(笑)

それほど何度も訪れているのに、行くたびに新しい発見があって、ますます好きになってしまう国。

それが私にとってのスペインです。

去年も今年も行くことができませんでしたが、来年こそは、またスペインへ行こうと思っています。

どうして、こんなにスペインが好きなんだろう。

改めて考えてみると、理由はひとつではありません。

美味しい食べ物、ワイン、そして人の温かさ。

街を歩けば、歴史を感じる建物や美しい景色があって、何気ない路地にも心を奪われます。

そして、スペインの人たちの色彩感覚も大好きです。

建物の色、窓辺に飾られた花、街の看板。

【写真:スペイン・バスク地方の伝統的な家並み。白い壁と赤い木枠、花々に彩られたバルコニーが印象的。どこを切り取っても絵になる風景です。】

もちろん、ワインのエチケットも!

スペインのワインには、思わず手に取りたくなるような、かわいくて個性的なデザインがたくさんあります。

只今、ご予約受付中(2026/10/30まで)のスペインの2026新酒「カレヌーボー」も、そのひとつ。

このワインのエチケットには、サラゴサで開催されるデザインコンペティションにまつわるストーリーがあります。

ワインの味わいだけではなく、ボトルのデザインからもスペインの芸術的な感性を楽しめる。

そんなところも、私がスペインワインに惹かれる理由のひとつです。

そして、忘れてはいけないのが食文化。

バルのカウンターに並ぶピンチョスや、地元の人たちが楽しそうに食事をしている光景。

食べること、飲むこと、会話すること。

そんな時間を大切にするスペインの暮らし方にも、私は惹かれるのだと思います。

2024年、ナバラで出会った忘れられない場所

2024年、ワインの研修でスペインのナバラ地方を訪れました。

ナバラのワインを探していたその旅で、同行していたコーディネーターの方に連れて行っていただいたのが、ハビエル城(Castillo de Javier)です。

決して大きなお城ではありませんが、石造りの城を目の前にしたとき、不思議な感動がありました。

ここは、日本でもよく知られているフランシスコ・ザビエルが生まれた場所なのです。

ザビエルは1506年、当時のナバラ王国のこの城で生まれました。

その後、宣教師となり、1549年に日本へやって来ました。

歴史の授業で習った、あのフランシスコ・ザビエルです。

日本に初めてキリスト教を伝えた人物として有名ですが、実は日本とヨーロッパの文化交流にも関わる、興味深いエピソードが残っています。

例えば、ザビエルが日本にやって来た際、薩摩の大名・島津貴久に贈り物として差し出したものの中には、「赤き酒」があったと伝えられています。

これがワインだったと考えられているそうです。

ワインを仕事にしている私にとっては、なんとも興味深いお話。

そして、もうひとつ驚いたことがあります。

実は、歴史の教科書などでよく目にする、あの有名なフランシスコ・ザビエルの肖像画。

なんと、神戸市立博物館が所蔵しているのです!

しかも、国の重要文化財に指定されている作品。

この肖像画は、ザビエルが日本を訪れてからずっと後の時代に、日本人の絵師によって描かれたと考えられています。

神戸で暮らし、スペインワインを紹介している私にとって、こんなところにもつながりがあったなんて、なんだか嬉しくなりました。

ちなみに、ザビエルは日本人の知識欲や礼儀正しさにも深い関心を持っていたそうです。

日本に滞在したのはわずか2年ほどでしたが、遠い異国の文化を理解しようとした姿勢にも、心を動かされます。

お城から見渡すナバラの景色も、本当に美しかったです。

広がる空と緑、静かな風景。

こんな場所でザビエルは幼少期を過ごしたのだと思うと、歴史が少し身近に感じられました。

遠く離れたスペインの小さなお城で生まれた人が、何百年も前に海を渡って日本へやって来た。

そして今、日本からスペインのワインを探しに来た私が、その生まれ故郷に立っている。

歴史というのは、思いがけないところでつながっているものですね。

スペインの魅力を、もっと日本へ。

もちろん、私はフランシスコ・ザビエルではありません(笑)

でも、遠く離れた国の素晴らしいものを日本に伝えたいという気持ちは、少しだけ通じるところがあるのかもしれません。

私が伝えたいのは、スペインのワイン、食文化、芸術、そして人々の温かさ。

ワインを通じて、その土地の風景や造り手の想いまで感じてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

AITANAも、おかげさまで今年12周年を迎えました。

これからも、お店に来てくださる皆さまに、スペインを少しでも身近に感じていただけるような、そんな場所にしていきたいと思っています。

そして12月には、今年も大丸横のクリスマスマルシェに参加します。

ワインだけではなく、食べ物や雰囲気も含めて、スペインを感じていただける時間を作れたらと思っています。

まだまだ知らないスペインがたくさんあります。

だからこそ、何度でも訪れたくなるのでしょうね。

私のスペインへの恋は、まだまだ続きそうです。

 

三島

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