AITANA STAFFS BLOG

「伝統か、革新か。」ではなく、その先へ。

「伝統か、革新か。」ではなく、その先へ。

こんにちは、AITANA WINE HOUSEの堀内です。 最近、ワイン業界では「クラシカルなワイン」と「ナチュラルワイン」という言葉が対比される場面が増えたような気がします。 ショップにご来店いただいたお客様に「どちらがおすすめですか?」というご質問をいただくこともあります。 実はその答えはとてもシンプルで、「どちらにも、それぞれの魅力がある」と、わたしは考えています。 ワインは自然が育んだものです。畑の土壌や気候、その年の天候、そして造り手の哲学によって、個性が生まれます。 だからこそ、一つの価値観だけで語ることはできず、それぞれの魅力を知ることで、ワインを選ぶ楽しさはぐっと広がります。 【クラシカルなワインの魅力】 クラシカルなワインの魅力は、何といっても長い歴史の中で磨かれてきた伝統にあります。 ヨーロッパの銘醸地では、その土地に合った栽培方法や醸造技術を大切に守り続けてきました。 AITANAが輸入しているスペインワインも、家族経営で何世代にもわたって畑を受け継いでおられるボデガ(ワイナリー)が数多くあります。 品質が安定していて、産地や品種の個性を素直に感じられること、そして最大の魅力は、熟成によってゆっくりと味わいが変化していくこと。 ボトルの中で時間を重ねることで、若いうちは感じられなかった複雑さや奥行きが現れ、年月そのものを楽しめるのは、クラシカルワインだからこその醍醐味だと思います。 私のクラシカルワインのおすすめはこちら▽ エラクリオアルファロ スペインの銘醸地、リオハで造られた果実味あふれるクリアンサ。 プライナス ロゼ 家族経営のワイナリーによる丁寧に造られたヴィーニョヴェルデのロゼ。 【ナチュラルワインの魅力】 一方で、近年ナチュラルワインがここまで注目されるようになったのは、今の時代ならではの価値観があるからだと思います。 明確な定義はありませんが一般的にナチュラルワインとは、有機栽培や自然に配慮したブドウ栽培を行い、醸造の際も添加物や人為的な介入をできるだけ抑えて造られるワインのことをいいます。(ナチュールワイン、自然派ワインとも呼ばれます。) 世界的に環境問題への関心が高まり、持続可能な農業や自然を大切にする考え方が広がり、醸造でも必要以上に手を加えず、ブドウ本来の個性をそのまま表現しようとする。そんな考え方に共感する造り手や飲み手が増えたことで、ナチュラルワインというジャンルは大きく広がっていきました。 ナチュラルワインの魅力は、何よりもその自由さにあると思います。造り手も飲み手も、格式にとらわれず、「こんな香り、こんな味わいのワインがあるんだ!」と驚くような個性的な1本に出会えたりすることもあります。安定した味を味わうというよりは、均一ではないからこその自然の表情をそのまま映し出した結果の味を楽しむ。その一本だけの唯一無二のストーリーを楽しめるのです。 私のナチュラルワインのおすすめはこちら▽ クラロケシ アメリカ、ニューヨークより入荷したおしゃれでおいしいスパークリング。 マーティン&アンナ アンドルファー...

「伝統か、革新か。」ではなく、その先へ。

こんにちは、AITANA WINE HOUSEの堀内です。 最近、ワイン業界では「クラシカルなワイン」と「ナチュラルワイン」という言葉が対比される場面が増えたような気がします。 ショップにご来店いただいたお客様に「どちらがおすすめですか?」というご質問をいただくこともあります。 実はその答えはとてもシンプルで、「どちらにも、それぞれの魅力がある」と、わたしは考えています。 ワインは自然が育んだものです。畑の土壌や気候、その年の天候、そして造り手の哲学によって、個性が生まれます。 だからこそ、一つの価値観だけで語ることはできず、それぞれの魅力を知ることで、ワインを選ぶ楽しさはぐっと広がります。 【クラシカルなワインの魅力】 クラシカルなワインの魅力は、何といっても長い歴史の中で磨かれてきた伝統にあります。 ヨーロッパの銘醸地では、その土地に合った栽培方法や醸造技術を大切に守り続けてきました。 AITANAが輸入しているスペインワインも、家族経営で何世代にもわたって畑を受け継いでおられるボデガ(ワイナリー)が数多くあります。 品質が安定していて、産地や品種の個性を素直に感じられること、そして最大の魅力は、熟成によってゆっくりと味わいが変化していくこと。 ボトルの中で時間を重ねることで、若いうちは感じられなかった複雑さや奥行きが現れ、年月そのものを楽しめるのは、クラシカルワインだからこその醍醐味だと思います。 私のクラシカルワインのおすすめはこちら▽ エラクリオアルファロ スペインの銘醸地、リオハで造られた果実味あふれるクリアンサ。 プライナス ロゼ 家族経営のワイナリーによる丁寧に造られたヴィーニョヴェルデのロゼ。 【ナチュラルワインの魅力】 一方で、近年ナチュラルワインがここまで注目されるようになったのは、今の時代ならではの価値観があるからだと思います。 明確な定義はありませんが一般的にナチュラルワインとは、有機栽培や自然に配慮したブドウ栽培を行い、醸造の際も添加物や人為的な介入をできるだけ抑えて造られるワインのことをいいます。(ナチュールワイン、自然派ワインとも呼ばれます。) 世界的に環境問題への関心が高まり、持続可能な農業や自然を大切にする考え方が広がり、醸造でも必要以上に手を加えず、ブドウ本来の個性をそのまま表現しようとする。そんな考え方に共感する造り手や飲み手が増えたことで、ナチュラルワインというジャンルは大きく広がっていきました。 ナチュラルワインの魅力は、何よりもその自由さにあると思います。造り手も飲み手も、格式にとらわれず、「こんな香り、こんな味わいのワインがあるんだ!」と驚くような個性的な1本に出会えたりすることもあります。安定した味を味わうというよりは、均一ではないからこその自然の表情をそのまま映し出した結果の味を楽しむ。その一本だけの唯一無二のストーリーを楽しめるのです。 私のナチュラルワインのおすすめはこちら▽ クラロケシ アメリカ、ニューヨークより入荷したおしゃれでおいしいスパークリング。 マーティン&アンナ アンドルファー...

韓国産のワイン【ソウルのレストラン編】韓国料理とワインを繋ぐテクスチャーの魔法

韓国産のワイン【ソウルのレストラン編】韓国料理とワインを繋ぐテクスチャーの魔法

これまでこのブログでは、韓国ワインについて3回にわたって紹介してきました。 日本ではまだ出会う機会が少ないからこそ「一度飲んでみたい」と感じてくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、ソウルでその体験ができる、とっておきの場所をご紹介します! 韓国の豊かな食文化を、ワインの視点から体験させてくれる貴重な一軒です。 食から「韓国」を表現するレストラン「Joo052」 ご紹介するのは「Joo052」というレストランです。 お店の名前の「Joo」は英語読みではなく、韓国語の音をアルファベットで表記したものです。 実際は「チュ」と発音し、日本語で「酒」を意味します。「052」はシェフの故郷である蔚山(ウルサン)の市外局番だそうです。 このお店の特徴は、徹底した「発酵」へのこだわりです。 料理の根底にある韓国の食文化そのものを指す「韓食(ハンシク)」の精神。その基礎となる酢、醤油、味噌に至るまで、すべてが自家製です。原料となるメジュ(発酵させた大豆の塊)から手作りし、長い時間をかけて熟成させています。 お酒のリストもまた、料理とともに多様な「韓国の味」を体験できるようになっています。 • 韓国ワイン • フランスで活躍する韓国人醸造家のワイン • マッコリや薬酒(ヤクチュ)などの伝統酒 など 観光客向けではない、現地でも希少なお酒が揃っています。 ペアリングの鍵は「テクスチャー」 今回は料理との関係から見えてきた “気づき”を共有させてください。 特に印象的だったのはカササギザメの昆布巻きに、チョジャン(コチュジャンに酢と砂糖を合わせたもの)のソースを添えた一皿とのペアリングです。 選ばれていたのは、キャンベル・アーリーとマスカット・ベーリーAをブレンドした、韓国のナチュールワインでした。 ソムリエの言葉と、ふとした疑問 ソムリエの方からは、「ボジョレ・ヌーヴォーを思わせる軽やかさ」という説明がありました。 確かに、柔らかなタンニンはソースの邪魔をせず、とても合っていたのですが、「ボジョレ・ヌーヴォー」という言葉が少し気になりました。 一般的なボジョレ・ヌーヴォーのイメージとは違っていたからです。 私は言葉の裏側にあるものが気になり、後で調べてみました。 醸造方法に見る「相性」の正体...

韓国産のワイン【ソウルのレストラン編】韓国料理とワインを繋ぐテクスチャーの魔法

これまでこのブログでは、韓国ワインについて3回にわたって紹介してきました。 日本ではまだ出会う機会が少ないからこそ「一度飲んでみたい」と感じてくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、ソウルでその体験ができる、とっておきの場所をご紹介します! 韓国の豊かな食文化を、ワインの視点から体験させてくれる貴重な一軒です。 食から「韓国」を表現するレストラン「Joo052」 ご紹介するのは「Joo052」というレストランです。 お店の名前の「Joo」は英語読みではなく、韓国語の音をアルファベットで表記したものです。 実際は「チュ」と発音し、日本語で「酒」を意味します。「052」はシェフの故郷である蔚山(ウルサン)の市外局番だそうです。 このお店の特徴は、徹底した「発酵」へのこだわりです。 料理の根底にある韓国の食文化そのものを指す「韓食(ハンシク)」の精神。その基礎となる酢、醤油、味噌に至るまで、すべてが自家製です。原料となるメジュ(発酵させた大豆の塊)から手作りし、長い時間をかけて熟成させています。 お酒のリストもまた、料理とともに多様な「韓国の味」を体験できるようになっています。 • 韓国ワイン • フランスで活躍する韓国人醸造家のワイン • マッコリや薬酒(ヤクチュ)などの伝統酒 など 観光客向けではない、現地でも希少なお酒が揃っています。 ペアリングの鍵は「テクスチャー」 今回は料理との関係から見えてきた “気づき”を共有させてください。 特に印象的だったのはカササギザメの昆布巻きに、チョジャン(コチュジャンに酢と砂糖を合わせたもの)のソースを添えた一皿とのペアリングです。 選ばれていたのは、キャンベル・アーリーとマスカット・ベーリーAをブレンドした、韓国のナチュールワインでした。 ソムリエの言葉と、ふとした疑問 ソムリエの方からは、「ボジョレ・ヌーヴォーを思わせる軽やかさ」という説明がありました。 確かに、柔らかなタンニンはソースの邪魔をせず、とても合っていたのですが、「ボジョレ・ヌーヴォー」という言葉が少し気になりました。 一般的なボジョレ・ヌーヴォーのイメージとは違っていたからです。 私は言葉の裏側にあるものが気になり、後で調べてみました。 醸造方法に見る「相性」の正体...

スペインワインと歩んできた11年、そしてこれから

スペインワインと歩んできた11年、そしてこれから

― 神戸で届ける、スペインの食文化 ―   いつもAITANAをご利用いただき、本当にありがとうございます。 日頃からご縁をいただいている皆さまに、心より感謝申し上げます。 お店でよくいただく質問のひとつに、 「どうしてスペインなんですか?」 というものがあります。 その答えは、味や価格だけでなく、 私自身の原点と、いま私たちが置かれている環境の両方と深く関係しています。 今日は、スペインワインを届け続けてきた私たちの「今」について書かせてください。     スペインとの出会い   私が初めてスペインを訪れたのは、大学1年生のときでした。 「新しい世界を見てみたい」 その気持ちだけで訪れた留学先で、León(レオン)という街に出会いました。 初めてのホームステイで、言葉も十分に通じない中、 現地のご家族はとてもあたたかく迎えてくれました。 帰国の際に 「また帰ってきてね」 と言ってくれたことは、今でも心に残っています。 そのときに見た大聖堂の美しさや街の空気に触れ、 「いつか、この国と、そこで出会った人たちに何かお返しができる仕事がしたい」 そう思うようになりました。      ...

スペインワインと歩んできた11年、そしてこれから

― 神戸で届ける、スペインの食文化 ―   いつもAITANAをご利用いただき、本当にありがとうございます。 日頃からご縁をいただいている皆さまに、心より感謝申し上げます。 お店でよくいただく質問のひとつに、 「どうしてスペインなんですか?」 というものがあります。 その答えは、味や価格だけでなく、 私自身の原点と、いま私たちが置かれている環境の両方と深く関係しています。 今日は、スペインワインを届け続けてきた私たちの「今」について書かせてください。     スペインとの出会い   私が初めてスペインを訪れたのは、大学1年生のときでした。 「新しい世界を見てみたい」 その気持ちだけで訪れた留学先で、León(レオン)という街に出会いました。 初めてのホームステイで、言葉も十分に通じない中、 現地のご家族はとてもあたたかく迎えてくれました。 帰国の際に 「また帰ってきてね」 と言ってくれたことは、今でも心に残っています。 そのときに見た大聖堂の美しさや街の空気に触れ、 「いつか、この国と、そこで出会った人たちに何かお返しができる仕事がしたい」 そう思うようになりました。      ...

忙しい日こそ楽しみたいワインと簡単おつまみ🍷

忙しい日こそ楽しみたいワインと簡単おつまみ🍷

「忙しい日こそ、グラス一杯の癒しを。簡単おつまみで楽しむワイン時間」🍷 毎日が慌ただしく過ぎていく中でも、 ほんの少しの時間を、自分のためにゆるやかに過ごしたい。 そんな夜におすすめなのが、ワインと簡単なおつまみの組み合わせです。 手の込んだ料理でなくても、ひと工夫でワインの味わいがぐっと引き立ち、 日常が少しだけ豊かに感じられます。 今日は、忙しい日の夜にも材料さえあればすぐ作れる“ワインのお供”を3つご紹介します。 🥔1. じゃがいものカリカリソテー × モルドバのロゼ Aurelius Rosé シンプルなのに、手をかけたような満足感がある一皿。 栗原はるみさんのレシピを参考にしました。 材料(2〜3人分) じゃがいも…3~4個(約550g) オリーブオイル…適量 塩、粗びき黒こしょう…各少々 パルメザンチーズ ...少々(お好みで) 作り方 ① じゃがいもは皮をむき、1cm厚さの輪切りにします。 ② 鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて火にかけます。 煮立ったら中火にし、やわらかくなるまで(約10分)ゆでて湯をきります。 ➂ フライパンにオリーブオイルを熱し、じゃがいもを並べ入れ、弱火でじっくり焼きます。両面にこんがりと焼き色がついたら、塩と黒こしょうをふって仕上げます。 ④最後にパルメザンチーズを振って出来上がりです。 外はカリッと、中はほくほく。...

忙しい日こそ楽しみたいワインと簡単おつまみ🍷

「忙しい日こそ、グラス一杯の癒しを。簡単おつまみで楽しむワイン時間」🍷 毎日が慌ただしく過ぎていく中でも、 ほんの少しの時間を、自分のためにゆるやかに過ごしたい。 そんな夜におすすめなのが、ワインと簡単なおつまみの組み合わせです。 手の込んだ料理でなくても、ひと工夫でワインの味わいがぐっと引き立ち、 日常が少しだけ豊かに感じられます。 今日は、忙しい日の夜にも材料さえあればすぐ作れる“ワインのお供”を3つご紹介します。 🥔1. じゃがいものカリカリソテー × モルドバのロゼ Aurelius Rosé シンプルなのに、手をかけたような満足感がある一皿。 栗原はるみさんのレシピを参考にしました。 材料(2〜3人分) じゃがいも…3~4個(約550g) オリーブオイル…適量 塩、粗びき黒こしょう…各少々 パルメザンチーズ ...少々(お好みで) 作り方 ① じゃがいもは皮をむき、1cm厚さの輪切りにします。 ② 鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて火にかけます。 煮立ったら中火にし、やわらかくなるまで(約10分)ゆでて湯をきります。 ➂ フライパンにオリーブオイルを熱し、じゃがいもを並べ入れ、弱火でじっくり焼きます。両面にこんがりと焼き色がついたら、塩と黒こしょうをふって仕上げます。 ④最後にパルメザンチーズを振って出来上がりです。 外はカリッと、中はほくほく。...

地球温暖化とワイン

地球温暖化とワイン

みなさんこんにちは! AITANA WINE HOUSEの堀内です。 今年の夏は、各所で猛暑が続き、本当に大変な夏でしたね!実はこの暑さ、ワイン造りにも大きな影響を与えているってご存じでしょうか? 近年ブドウ栽培にも、気温上昇によるアルコール度数の増加、伝統的産地の減少など・・・様々な課題に直面しているんです。 今回、この秋AITANAに新しく入荷予定の、スペイン ナバラのワイナリー、Vitilia Groupのベルタさんから気候変動とワイン造りについて、とても貴重なお話を伺いました。 それを聞いて「ワインは自然や地球と深くつながっているんだな」と、改めて感じました。 この学びをみなさんと共有して、一緒に考えていけたら嬉しいです! ●気温上昇によるワインへの影響 近年、気温の上昇により、ブドウの収穫開始日が年々早まっています。この暑さの影響により、8月と9月の成熟期にブドウの糖度が一気に上昇して、「アルコール的成熟(maduracion alcoholica)」と呼ばれる現象が起きています。この急速な成熟の1番の大きな問題は、ワインに色や味わいを与えるために不可欠な「フェノール的成熟(maduracion fenolica)」の適切な発達を妨げてしまうことです。 さらに暑さは酸度の低下とpHの上昇をもたらし、ワインの熟成をより早めてしまいます。 しかし、生産者たちは日々工夫を重ね、ブドウ畑を守り、ワインの品質向上に試行錯誤しています。では、具体的にどのような対策を行っているのでしょうか。    ●気温上昇による生産者の対策 ・ブドウ畑の標高を上げる  標高の高い地域でブドウを育てることで、冷涼で、風通しのいい環境で健全なブドウを作ることが可能になります。   ・品種の変更  高温に強い品種(グルナッシュやムールヴェードル)、さらに新しい品種を導入する取り組みも行われています。   ・栽培方法の変更  日本では従来取り入れられてきた「棚仕立て」。ブドウの枝を棚の上に広げて、「屋根」のようにすることで、風通しを良くし、日差しや暑さからブドウを守れるので、他国でも棚仕立ての栽培にシフトしているワイナリーもあるようです。   他にも品質管理や新しい技術により、変わらない味わい、より美味しいワインを届けられるよう日々努力している生産者たち。 Vitilia Groupもまた、その努力を惜しまないワイナリーなのです。...

地球温暖化とワイン

みなさんこんにちは! AITANA WINE HOUSEの堀内です。 今年の夏は、各所で猛暑が続き、本当に大変な夏でしたね!実はこの暑さ、ワイン造りにも大きな影響を与えているってご存じでしょうか? 近年ブドウ栽培にも、気温上昇によるアルコール度数の増加、伝統的産地の減少など・・・様々な課題に直面しているんです。 今回、この秋AITANAに新しく入荷予定の、スペイン ナバラのワイナリー、Vitilia Groupのベルタさんから気候変動とワイン造りについて、とても貴重なお話を伺いました。 それを聞いて「ワインは自然や地球と深くつながっているんだな」と、改めて感じました。 この学びをみなさんと共有して、一緒に考えていけたら嬉しいです! ●気温上昇によるワインへの影響 近年、気温の上昇により、ブドウの収穫開始日が年々早まっています。この暑さの影響により、8月と9月の成熟期にブドウの糖度が一気に上昇して、「アルコール的成熟(maduracion alcoholica)」と呼ばれる現象が起きています。この急速な成熟の1番の大きな問題は、ワインに色や味わいを与えるために不可欠な「フェノール的成熟(maduracion fenolica)」の適切な発達を妨げてしまうことです。 さらに暑さは酸度の低下とpHの上昇をもたらし、ワインの熟成をより早めてしまいます。 しかし、生産者たちは日々工夫を重ね、ブドウ畑を守り、ワインの品質向上に試行錯誤しています。では、具体的にどのような対策を行っているのでしょうか。    ●気温上昇による生産者の対策 ・ブドウ畑の標高を上げる  標高の高い地域でブドウを育てることで、冷涼で、風通しのいい環境で健全なブドウを作ることが可能になります。   ・品種の変更  高温に強い品種(グルナッシュやムールヴェードル)、さらに新しい品種を導入する取り組みも行われています。   ・栽培方法の変更  日本では従来取り入れられてきた「棚仕立て」。ブドウの枝を棚の上に広げて、「屋根」のようにすることで、風通しを良くし、日差しや暑さからブドウを守れるので、他国でも棚仕立ての栽培にシフトしているワイナリーもあるようです。   他にも品質管理や新しい技術により、変わらない味わい、より美味しいワインを届けられるよう日々努力している生産者たち。 Vitilia Groupもまた、その努力を惜しまないワイナリーなのです。...

発酵調味料★ビネガー

発酵調味料★ビネガー

夏になると酸っぱいものが飲みたくなるスタッフ光永です。 今回のブログテーマは「発酵調味料★ビネガー」について書きたいと思います! ビネガー(酢)とは、お酒を酢酸発酵(お酒のアルコールが酢酸菌の働きで酢酸に変化)してできる調味料。 「お酒あるところ必ずお酢あり」という言葉もあるように、世界には約4000種も お酢 があるそうです! フランス発祥のワインビネガー、イタリア発祥のバルサミコ酢も🍇葡萄を原料とした果実酢として有名ですが、スペインにもシェリー酒を原料とした「シェリービネガー」があります😊 「シェリービネガー」 ※シェリー酒については別ブログにもご紹介しています✏ まず、シェリービネガーは、シェリー酒からつくられます。 🍇パロミノ → 🍷ワイン → シェリー酒 → シェリー樽で発酵・熟成 → シェリービネガー この順番で誕生する「シェリービネガー」は、シェリー樽由来の熟成感と独特の深みがあります。 中でも、シェリーメーカーで有名なエミリオ・ルスタウのシェリービネガーは、とりわけ風味が豊かで奥深いオロロソの熟成に使用した古樽を使い、ソレラシステムで熟成されています。その樽の数はわずか24樽のみ! 世界的にも貴重なシェリービネガーであり、高貴な香りと深い味わいです。   サラダ、野菜、ローストピーマンといっしょに、ドレッシングやソースなど幅広く使えます。とても凝縮感があるので、少量でもお料理を際立たせてくれます! ↑ まさえ先生のサラダ(サルピコン:魚介と刻んだ野菜のサラダ)   ↑ まさえ先生のスイカのガスパチョ🍉   🥩 シェリービネガーと肉汁のソース 材料(2人分)  • シェリービネガー … 大さじ1〜2  • 肉を焼いた後のフライパンの肉汁  •...

発酵調味料★ビネガー

夏になると酸っぱいものが飲みたくなるスタッフ光永です。 今回のブログテーマは「発酵調味料★ビネガー」について書きたいと思います! ビネガー(酢)とは、お酒を酢酸発酵(お酒のアルコールが酢酸菌の働きで酢酸に変化)してできる調味料。 「お酒あるところ必ずお酢あり」という言葉もあるように、世界には約4000種も お酢 があるそうです! フランス発祥のワインビネガー、イタリア発祥のバルサミコ酢も🍇葡萄を原料とした果実酢として有名ですが、スペインにもシェリー酒を原料とした「シェリービネガー」があります😊 「シェリービネガー」 ※シェリー酒については別ブログにもご紹介しています✏ まず、シェリービネガーは、シェリー酒からつくられます。 🍇パロミノ → 🍷ワイン → シェリー酒 → シェリー樽で発酵・熟成 → シェリービネガー この順番で誕生する「シェリービネガー」は、シェリー樽由来の熟成感と独特の深みがあります。 中でも、シェリーメーカーで有名なエミリオ・ルスタウのシェリービネガーは、とりわけ風味が豊かで奥深いオロロソの熟成に使用した古樽を使い、ソレラシステムで熟成されています。その樽の数はわずか24樽のみ! 世界的にも貴重なシェリービネガーであり、高貴な香りと深い味わいです。   サラダ、野菜、ローストピーマンといっしょに、ドレッシングやソースなど幅広く使えます。とても凝縮感があるので、少量でもお料理を際立たせてくれます! ↑ まさえ先生のサラダ(サルピコン:魚介と刻んだ野菜のサラダ)   ↑ まさえ先生のスイカのガスパチョ🍉   🥩 シェリービネガーと肉汁のソース 材料(2人分)  • シェリービネガー … 大さじ1〜2  • 肉を焼いた後のフライパンの肉汁  •...